NZ1シリーズは、スライド部形状を多面体とし、カムの有効巾内にガイド機構と駆動の為のガススプリングを収めて、小型化・高性能化を図っています。また、静音機構を採用しているため、プレス金型の合理化・プレス工場の騒音公害防止に大きく貢献します。
1. 取り扱いとカム能力の向上
ガイドピン(シャフト)でスライド部分を安定保持し、簡単に着脱出来る構造(世界特許)を採用しています。従来製品に比べ、カムスライド部分のみを簡単に分解し再組込みする時間が大幅に短縮され、作業性の向上を図ることが出来ます。
2. 安全性の向上
ガイドピン(シャフト)構造の採用により、従来のカム構造に比べ、堅固かつ安定しており、安全性の向上に大きな役割を果たしています。また、カムスライドの直進性の精度にも大きく貢献します。
3. 耐久性・安定性の向上
圧力源としてガススプリングが内蔵されており、コイルスプリングより強いリターン力を得ることが出来ます。スライド部分には「ダブルウェアプレート」(または同等構造)を採用し、加えてスライド下面がV形断面を持つため磨耗や偏圧力に耐えるようになっており、且つカムの重心が低く設計されています。これらにより、高い耐久性と安定性が実現されました。
4. バラエティーに富むサイズ揃え
NZ1シリーズでは90~400mm幅を取り揃えております。角度はいずれも5度毎に設定されており、上吊りカムでは0~75度、下置きカムでは0~25度をご用意しております。
5. データ
金型設計をよりスピーディに行って頂けますよう、CAD専用のデータを準備致しました。
<CATIA V5, NX, STEP, DXF(2D), IGES(3D), PDF>
これらのデータは、会員ページ(会員登録無料)にて、いつでもご自由にダウンロードして頂けます。
従来の標準タイプ(RF)に加え、新たにTF/BFをラインナップに追加しました。
※金型本体への取付けボルト・ノック位置は「NZ1-RF/TF/BF」間で共通となっているため、金型完成後でも状況に応じてカムユニットの入替えが可能です。
NZ1シリーズ
NZ1-RF(旧NZ1)
標準タイプ
NZ1-TF
戻し力増強タイプ
従来のNZ1-RFと比べて、同じ外形サイズでカムリターン用ガススプリング力を約2倍に高めています。
より強いリターン力が必要となるカムトリム・ピアス及びカムフランジへもご利用頂けます。
※金型本体への取付けボルト・ノック位置は「NZ1-RF/TF/BF」間で共通となっているため、金型完成後でも状況に応じてカムユニットの入替えが可能です。
従来のNZ1-RFと比べて、同じ外形サイズでカムリターン用ガススプリング力を約2倍に高めています。
より強いリターン力が必要となるカムトリム・ピアス及びカムフランジへもご利用頂けます。
※金型本体への取付けボルト・ノック位置は「NZ1-RF/TF/BF」間で共通となっているため、金型完成後でも状況に応じてカムユニットの入替えが可能です。
NZ1-BF
戻し力増強+重荷重タイプ
限られたサイズの中で極限までカムリターン用ガススプリング力を高めるように、金型下死点の約10mm前からストロークをする追加的なガススプリングを設置しました。従来からの利点であるメンテナンスの良さは維持しています。
今日、市場要求が高まる高張力鋼板やアルミ鋼板など、多くの場面へ対応出来るように改良しています。
※金型本体への取付けボルト・ノック位置は「NZ1-RF/TF/BF」間で共通となっているため、金型完成後でも状況に応じてカムユニットの入替えが可能です。
限られたサイズの中で極限までカムリターン用ガススプリング力を高めるように、金型下死点の約10mm前からストロークをする追加的なガススプリングを設置しました。従来からの利点であるメンテナンスの良さは維持しています。
今日、市場要求が高まる高張力鋼板やアルミ鋼板など、多くの場面へ対応出来るように改良しています。
※金型本体への取付けボルト・ノック位置は「NZ1-RF/TF/BF」間で共通となっているため、金型完成後でも状況に応じてカムユニットの入替えが可能です。